見知らぬ高校で数学の授業を受けていた。
最初は平方根の不等式の証明といった授業で、見知らぬ先生は生徒を指名して黒板の前で問題を解かせていた。自分は自分が置かれた状況が分からず、数学の教科書を探したりしていた。
後ろを向いたら、性格の良さそうな高校生ではあるんだけど、授業を全然聞いておらず雑談している集団がいた。とはいえ授業の迷惑にはなっていないようだった。
周囲の観察をしていたが、誰も知っている人がいなかった。真面目に授業を聴いている人も何人かいたが、多くの人が授業を聴いていなかった。何をやっていたかは十人十色である。
数学の授業が終わり、休み時間になった。私が何者か分かららない見知らぬ高校生たちが寄ってきて、色々聞いてくる。
先生がいなくなった黒板の前に一人の生徒がやってきた。大学時代の知人であるY君であった。彼は不等式の証明を別の方法で解こうとしていた。後で考えたらあれはヘルダーの不等式を使ったものであった。私は驚いて黒板の前までやってきたら、彼は「こうやっても解けるでしょ」と平然と言った。私は「この問題の次数を拡張しても同じように解ける」などといって平方根を伸ばしていったり三乗根にしたりしていたが、数式の運用は正確ではなかったように思える。
席に戻り、周囲の高校生達にお前は何者だといったことを口々に聴かれたが、自分が聴きたかったくらいだった。
休み時間が終わり、次は国語の授業になった。国語の教科書は探して見つけることができた。見知らぬ先生が国語の授業を始めたが、ただ先生が指している国語の教科書の場所は見つけることができず、国語の教科書をパラパラと探していたが、国語の教科書とは思えないほど市松模様であったり組み木模様であったり、色々なデザインが描かれたものであった。文章はほとんどなかった。
国語の授業で先生の雑談とも授業ともつかないよくわからない話、そして必死に国語の教科書の所定箇所を探しているところで目が覚めた。
素晴らしい記事、共有するためのありがとう!私がすることが、ここで、kata kata cinta のリンクを置くために許可を求めた?
返信削除非常に興味深い記事、ありがとうございました!Kata Kata Galau
返信削除